「思い出の1冊」カテゴリーアーカイブ

思い出の1冊 福地書店

希少本『学問のすゝめ』(福澤諭吉著・初版本・活版本)を取り扱えたこと。

※のちに慶應義塾で出版した著作物による、この本についての解説によれば、「いま所在の判明している限りでは僅かに10指を屈するに足りないほどである」としている。

思い出の1冊 永井屋

「青森県益虫図絵」というポスターを催事に何度出しても売れなかったものが、東京で開催される催事の目録に出したところ、その1点に注文が3件も入ったので、場所が違うとこうも違うのかと驚いた事があります。

思い出の1冊 古書肆城郭文庫

『支那城郭の概要』、本書は城郭文献最大の稀書です。20年前に東京で4冊、数年前に1冊市場に出ました。4冊の内1冊は落丁で、完品は4冊のみです。10年ぐらい前に香港の大学で縮小本が復刻されましたが、これも絶版品切れです。原本は昭和15年12月、支那派遣軍総司令部刊で、陸軍少佐石割平造の著作により、驚くべきことに約100枚の大型折込城郭図が掲載されています。此の未知の城郭文献を約7年前に城郭研究仲間から譲っていただきました。その方の数万冊の城郭文献は日本では小生の所蔵に次ぐ規模で、各地城郭研究会で即売会を行い、後にすべて買い取らせていただきました。現存、4冊の内1冊を所蔵しています。