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古本屋になったきっかけは? 福地書店

父がやり始めた商売で特に和本という分野を中心に取り扱う本屋で生まれ育ちました。教科書にも出てくるような史資料に囲まれ、特に私が小学生の時に杉田玄白著『解体新書』のオリジナル本に出会えたことは衝撃でした。当時、ランドセルから歴史の資料集を取り出し、確認をし、興奮していたのを思い出します。気が付けばいつの間にか父と同じ仕事につきたいと思っていました。崩し字の勉強など覚えなければならないことや、本の修復などデリケートな作業も多いですが、歴史の生資料に触れられる仕事に感謝しています。

きっかけ 古書肆城郭文庫

中学1年で兵法書を購入依頼60年、全国のほとんどの主な古書店にお伺いしていました。東京に来てから、約30年近くは古物の鑑札をいただき、業者さんの市場に参加、骨董商や古書店の皆さんにお会いしていました。10年以上毎年数千万円の城郭資料を購入していました。20年前には城郭博物館『しろはく古地図と城の博物館富原文庫』を設立、各地で城郭絵図展を開催しました。開運なんでも鑑定団でも初めて城絵図を出しました。6年前にインキメーカーを退任したのと、長年のコレクションを処分するために3年ほど前に古書籍商組合に入れていただきました。今、資料で埋まっています。古書業界の縁は学生時代に城の研究会誌を発行し、本の威力に驚愕したこと、仕事で印刷業界に深くかかわり、日本印刷学会に参加等、常に印刷、出版業界に関係してきたことです。詳しい経緯はホームページをご覧ください。

古本屋になったきっかけは? 書肆画廊奈良書店

若きころは画家志望で研究所で勉強しつつ、神保町の古書店(大雲堂)に勤務。
いつの間にか古書の世界の面白さにどっぷり浸かり修行の身となる。
一枚の版画を●●円で手に入れた作品を見せた事で、美術評論家K氏から
版画史やコレクトの世界を勧められる(その作家は今や世界で活躍)。
古書と版画は同じ世界であることを実感している。